「3・11 福島の原発事故対応」を朝◯新聞はどう報じたか 【2】 [ニュース]
原発事故後しばらくして、政府の事故調査・検証委員会が、事故発生時に所長として対応に当たった吉田昌郎(まさお)氏(2013年7月9日死去)に 聞き取り調査「聴取結果書(吉田調書)」を実施しておりました。
この調査後、吉田氏は自分の報告が一人歩きしないよう、上申書という形で
「安易な公開」に懸念も表明していました。 いわく「昼・夜の判断もつかないほどの、
不眠不休の作業継続下での記憶である」として、他の人とのすり合わせで万全を
期して欲しいとの想いと思われる。
このこともあってか、自民党議員であっても閲覧できなかった「吉田調書」。
これを朝◯新聞がどこからか入手し、5/20付けの記事でまたしても
捏造(ウソ)記事「福島第一の原発所員、命令違反し撤退|吉田調書で判明」
を発信したのでした。
この5/20付けの朝◯新聞を受け、世界の反応は以下の通り。
*韓国メディア・・・福島原発事故は“日本版 セウォル号”だった!
*米・NYタイムズ・・・パニックに陥った作業員たちは、福島原発から
逃げ去っていた
*英・BBC・・・福島原発の作業員は危機のさなかに逃げ去った
これは事故後4日目の3/15、2号機の状態が最悪になりそうになった時点で、
”非戦闘員=人事、総務、広報(含む女性) 600名強” の安全をも、吉田所長の
判断に任されていた時のことです。 そこでの吉田所長の判断を悪用・ねじ曲げ、
10キロ離れた第2原発への一時避難を「命令無視の撤退」と報じたのです。
また、実質的な作業を行なったのは「協力企業の人たち」という印象を
植えつける表現も再三なされているが、これも事実とは違っています。
協力企業の人たちは吉田所長の方針によって「退避」しており、吉田所長に
命を預けた70名弱の”戦闘員”が現場に残り続けたのです。
吉田所長(故人)が懸念した事が、朝◯新聞によって現実化してしまったのです。
吉田所長の名を語って、捏造(ウソ)記事を世界中に配信され、吉田所長は
さぞかし無念でしょうし、ご遺族の方々や関係者の方々、ハラワタが煮えくり
返っていることと思います。
自民党議員であっても閲覧できなかった「吉田調書」が、今回(8/17)公表
されたことにより、朝◯新聞による「捏造(ウソ)記事」がまた一つ暴かれる
事となりました。
根っからの嘘つき企業に、企業としての特例を与え続けて良いものでしょうか? まして”新聞社といえば社会の公器”、一般企業以上の特例が用意されています。 それらの”はく奪” があっても良いと思います。
詳細は以下の2記事に譲ります・・・
→ http://www.kadotaryusho.com/blog/2014/05/post_758.html
→ 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日 [単行本] アマゾン
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2014-08-18 19:43